こんにちわ。
べーやんです。
今日はちょこちょことオーダーを頂くフレームのリペイントの話。
皆さんもずっと愛用している自転車の塗装が剥げてしまった、色あせてきた、気分転換にリペイントしようかと思ってる方もいらっしゃるかと思いますのでその一例を御紹介させて頂きます。
今回リペイントさせて頂いたのはイベント等でもちょこちょこと一緒に参加してくれているtempraガールズ部門(勝手に作って勝手に決めつけている)のガールズべーやんのフレーム。
ベースとなるフレームはこちら。
JAMIS NOVA SPORTS.
黒ベースに水色のロゴ、水色のラインが入った女の子らしからぬカラーリング。このフレームはもともと完成車で販売しているものを約2年ほど前に購入頂き、カラーに飽きてきたということで今回リペイントしました。
まずは要望を聞いて、「ピンクとオレンジがいい。しかも蛍光」発言に、「まじか?!」ってなりましたよね。
僕ら自転車屋とか自転車好きすぎる人がリペイントしたいというときは大体「あの車のカラーに」とか「ヴィンテージのこのカラーに」とか「あの国のチームフレームのカラーに」とか、某Goo○le先生の画像検索や雑誌の見本等で頭の中にイメージさせると思いますが、今回はカラーのみをどどんと言われたもので、想像上ではド派手なドえらいフレームになるんじゃないかと思ってました。
とりあえずはこの2色をどう入れるのか、もう必死にPCにかじりついたわけですよ。
少しでもひっかかるワードを模索してディグった結果、「これでしょ」がみつかりました。
なんだよこれ、想像してたのと違ってかっこいいじゃねえかよ。
しかもSALSAとかイケてんだろ。
車種は違えどあくまでもイメージなのでこれを見てもらいました。
無事にGOサインをもらったわけですが、イメージのSALSAはMTB、リペイントするのはシクロフレームなのでどこで色分けをするか。
「両方同じ割合で」。
どうしよう、パイプの太さもトップ、ダウン、シートとかで違うから見える面積が違うから難しい…
マスキングテープで境目を決めて、入念な注文書を作成して「ええい!ままよ!!」
塗装は外注になるわけですが、競輪選手のフレームをメインに塗装されているところなので安心感はあります。
だがしかしちゃんと僕らのイメージを伝えることが出来るかが重要。
選手の方を優先されているのもあり混んでいた為、1ヶ月ほどかかってしまいましたが到着。
ばばん!
「おっ、想像よりいい感じ〜」
見本はマットでしたが、「てかてかで」という要望もありグロス仕上げ。
全然いい。
早速組み付けてみる。
いいグラデーション具合です。
フロントギアはほぼ使わないということで僕が前に使っていた105コンポをまるまる乗せ換え。
もちろんチェーンリングも脱落しにくいようrace faceのナローワイドを。
リアも9速から10速に。
こちらも御要望のBlue lugさんオリジナルのパンダの手ペダルに
ばばん!とこんな感じに仕上がりました。
身長が低いのでハンドルも幅を狭いものに交換して、ステムも短く、フォークも純正をリペイントしたけど鬼重かったのでTNIのカーボンフォークをインストールしてタイヤもお古から新品へチェンジ!!
純正パーツがホイールと、シートポストとシートしかないw
毎回僕らのイメージをそのまま業者様に伝えて待つだけなので、ドキドキです。
今回はかなり結果オーライでした。
ちなみに今回の費用はフレームフォーク全部で3色使用して、しかもグラデーションオーダーなので¥45,000円程になりました。
※パーツ、車体バラシ、組み付けは別途
御参考までに、1色のみ剥離塗装でおよそ¥32,000〜となっております。
あとはフレークを入れたり、今回のように多色使い、グラデーション等は作業内容に応じてアップという感じです。
愛着のあるフレームやフォークをさらに自分のこだわりのカラーへリペイントして、愛着が増してくれれば自転車側も本望でしょう。
皆さんもお手持ちのフレームをお好みのカラーにしてみてはいかがですか?
今まで以上に大事にするし、今まで以上に愛着わくし、今まで以上に乗ると思いますよ。まじで。
逆に当時のカラー完全再現して干渉しながらクイっと一杯とか。
僕は塗り替えたら組み付ける前にご飯3杯いきます。
いつでも御相談下さいね〜